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キプロス夫婦旅7 ~未承認国家に潜入~

6月2日(金) 8日目

ヤサース
メルハバー

山形県程の小さな島国、キプロス共和国。

単一民族国家の私たち日本人には想像もつかない根深~~~い問題が。

1955年から現在も続くキプロス紛争。

1974年、キプロス共和国南北分断。
北キプロス(島の北部37%)を国家として承認しているのはトルコ共和国のみ。
国際的には、キプロスの領土を、北キプロスとトルコ共和国が占拠しているという認識。

分断後、、、
南キプロスは主に、正教徒のギリシャ系住民が居住し、ギリシャ語を話し、ユーロを使う。
北キプロスは主に、イスラム教徒のトルコ系住民が居住し、トルコ語を話し、トルコリラを使う。

キプロス国旗には、ギリシャとトルコを表す2本のオリーブの枝が描かれています。
オリーブは何を象徴するか・・・
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ずばり、平和



そんな世界で唯一分断された首都ニコシアへ日帰りツアー。

キプロス島全体にクロスポイント(検問所)が5カ所。

徒歩で入域できるのは、首都ニコシアの旧市街からのみ。


8時20分、Intercity Busesで出発~。
1人€5(¥625)
バスの乗り場はこちら
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※ニコシアのバスターミナルで撮影


1時間40分でニコシアのバスターミナルに到着。
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バスターミナルから、メインストリートへの道のり。
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メインストリート(リドラス通り)に入った瞬間、宗教の勧誘・・・笑
キプロスには出稼ぎ者が大勢います。
シンハラ語(スリランカ)、タガログ語(フィリピン)などマイナー言語のパンフレットまでありました。


メインストリート、歩行者天国のリドラス通り。
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リドラス通りを北上すると、北キプロスへ入域するためのクロスポイント(検問所)にぶつかります。
右側の建物が検問所で、写真奥が北キプロス。
何の緊張感も無く、チェックはかなり適当で、速攻パスポートが手元に戻ってきました。
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数メートル進むと、今度は北キプロス側でチェック。
こちらもサクッと終了。
写真奥が南キプロス。北キプロス側の検問所を通過後撮影。
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北キプロスの検問所横にはインフォメーションセンターがあります。

ツアーに参加する予定だったけど、無くなったらしい。

「金曜日だから?」「ラマダン中だから?」

スタッフに質問すると、単純に4.5ヶ月前に終了したんだそう。残念。

スタッフは、かなり日本贔屓でした。

日本文化がこれ以上変わらないで欲しいと願う彼女は、北キプロス情報よりも熱心に、日本のお話をして下さいました 笑


検問所周辺は旧市街。
北キプロス一の繁華街。
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北キプロスに入った瞬間、バリバリのイスラム独特の世界が広がっていました。

全身ガン見、勧誘がウザい、アザーンが聞こえてくる・・・。

そして、南キプロスと比べて貧富の差が激しく、かーなーりー廃れています。

写真には観光客がたくさん写ってますが、全く活気がなく、どよ~ん。

建物も車も何かも古くてボロくて、時が止まった状態・・・。

ディスプレイの仕方や商品なんてモロ途上国!

南キプロスでは誰も手にしなそうな時代遅れのような商品がずらり。
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オープンレストランでトルコ料理を食べている時。

何かに脅えながら尋常じゃない泣き方をしている5歳くらいの痩せ細った裸足の男の子。

遠くから男の子に向かって怒鳴り散らす女性。

泣きじゃくる男の子の方へ女性が走って行くと、必至で逃げる男の子。

どうやら、女性は男の子の母親のよう。

母親に追いかけられて、尋常じゃない泣き方をして、必死で逃げるってヤバいよね・・・。

小さいから遠くへ逃げることもできず、すぐに捕まってしまいました。

母親は、捕まえた瞬間辺りをはばからず、ものすごい勢いで男の子を虐待。

近所の人たちは、「またいつものことが始まった」という感じで傍観。

ある建物の中に連れて行かれた瞬間、男の子の泣き声が聞こえなくなりました。

人前で平気であれだけの虐待、中で何が行われたのか考えただけでもゾっとします。

昔の日本もそうだったように、途上国で親や教師の子どもへの暴力は日常。

これまで幾度と暴力を見てきたけど、今回はただの暴力とは思えませんでした。

今でも殴る音が耳に残っています。

普段、暴力事件的なことがあったら仲裁に入る夫。

そんな夫でさえ、手出し出来ないような強烈なできごとでした。


あちこちにトルコ共和国国旗と北キプロス国旗が。
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隊商宿やモスクとして使われていた、16世紀建造のビュユックハン。
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現在は北キプロスの観光名所に。
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レストランやカフェ、お土産物屋が並びます。
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かつては、聖ソフィア大聖堂。
現在は、セリミエモスク(The Selimiye Mouque)
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1932年に建てられた市場(Bandabulya Municipal Market)。
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お野菜の種類はそれなりにあったので、ほっ。
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世界最古のボードゲーム、バックギャモンに興じる男性。
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北キプロスの郵便ポスト。
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イスラム独特の雰囲気といい、虐待といい、早く南キプロスに戻りたくなってきました。。。

てゆうか、、、

あっちの社会にはもう戻れないんじゃないかと思う程、隣り合わせの南キプロスと北キプロスには目に見えない壁がありました。

結局、北キプロスに滞在したのは約2時間半。


現代社会に戻ってきたー!

南キプロスに戻った(戻れた)瞬間、心底ホっとしました。

午前中は「廃れた首都だなー。」なんて感じたけど、北キプロスから戻って来ると洗練された都会に感じます。
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1本中に入ると、お土産屋が目立ちます。
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ウールワース百貨店の11階は展望台。
1人€2.5(¥313)
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北キプロス側にある山。
トルコ共和国国旗と、北キプロス国旗が。。
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旧市街は城壁に囲まれています。
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旧市街にある住宅街。
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民芸品マーケット。
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南キプロスで遅いランチをして、15時半発のバスでプロタラスへ戻りました。
プロタラス8時発、ニコシア15時半発は直行便。

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Author:R
6カ国目(夫は7カ国目)の駐在生活スタート。

これまでの駐在先は、(アフリカ)→アジア→アジア→アフリカ→アジア→アジア→オセアニア。
諸事情により、駐在国名や地名や店名などは敢えて伏せてます。

万一このブログを見つけてしまった友人・知人の皆様、ご一報を!笑

趣味は旅。過去の旅日記も追加していきたいと思います。

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